デジタル田園都市国家構想交付金に仙台市の事業が採択に!
先日の予算等審査特別委員会で、仙台市の体制ではスーパーシティ選定もデジタル田園都市国家構想交付金の獲得も難しいのではないか、という主旨の質疑をしました。が、この度仙台市の3事業が採択されました。
まぁ見事に私の予想が外れたという事です。。
そんなことはどうでも良くて、素晴らしいことですので以下に詳細を。
デジタル田園都市国家構想交付金とは
目的:「デジタル田園都市国家構想」を推進するため、デジタルを活用した地域の課題解決や魅力向上の実現に向けた地方公共団体の自主的な取り組みを交付金により支援するもの。
種類
- TYPE1
他の地域等で既に確立されている優良なモデル・サービスを活用して迅速に横展開する取り組み - TYPE2
オープンなデータ連携基盤を活用し、複数のサービス実装を伴う、モデルケースとなり得る取り組み - TYPE3
TYPE2の要件を満たす新規性の高いマイナンバーカードの用途開拓に資する取り組み
以上がデジタル田園都市国家構想交付金の内容です。
仙台の採択事業は以下の通り(仙台市HPより)
1.防災環境“周遊”都市・仙台モデル推進事業(TYPE2)
ア)事業費
179,293千円(うち、採択額(国費)89,646千円)
※補助率2分の1
イ)内容
防災・減災の備えや情報発信を日常生活に織り込みながら、日常と災害時等の非日常を「フェーズフリー」につなぎ、安全・安心と賑わいが両立する「防災環境“周遊”都市・仙台モデル」の実現を目指す。
1)市民/来街者向けポータルの構築・災害時の情報発信
市民や来街者が必要な情報やサービスにアクセスできる共通インターフェースを整備するとともに、災害時には避難情報等を発信する。
2)デジタルマップの活用
公共交通機関やイベント・おでかけに関する情報を、デジタルマップに一元的に表示し、市民や来街者の外出意欲を創出する。
3)情報のプッシュ通知
商店街アプリを活用し、市民や来街者に向けてイベント情報やお得な情報等のプッシュ通知を送り、周遊を促進する。
4)デマンド交通の利便性向上
中山間エリアの地域交通にオンライン予約受付システムを導入し、運行エリア等をデジタルマップに表示することで、デマンド交通の利便性を向上させる。
5)オンライン診療の活用
オンライン診療医療カーを郊外エリアに派遣する。さらに、オンライン診療を活用した救急医療の最適化を行う。
6)シェアサイクルの活用
電動シェアサイクルを公共交通空白地帯の沿岸エリアにて展開し、エリア内の周遊を促進する。
7)デジタルデバイドの解消
スマートフォン教室の実施や老人福祉センターへのeスポーツ機器設置により、デジタルデバイドを解消する。
※本事業は、東北大学および民間事業者と組織した「仙台市×東北大学スーパーシティ構想推進協議会」における議論も踏まえて企画したもの
2.書かない窓口導入事業(TYPE1)
ア)事業費
10,546千円(うち、採択額(国費)5,273千円)
※補助率2分の1
イ)内容
マイナンバーカードを利用して、窓口での各種申請書記入の負担を軽減するための支援システムを区役所に導入する。
3.デジタルドリル実装による学びのDX事業(TYPE1)
ア)事業費
76,681千円(うち、採択額(国費)38,340千円)
※補助率2分の1
イ)内容
個に応じた学習支援や授業改善に向け、学習履歴の可視化等による児童生徒の学力向上を図るため、デジタルドリルを市立小中学校全校に導入する。
以上です。
採択された事業を確実かつ速やかな推進を期待したいところです。
これからもどんどん提案していきます!